便秘は運動不足によって起きる?

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便秘と運動不足の関係性について

便秘の原因のひとつとして、よくあげられるのが「運動不足」ですよね。

 

基本的に、運動不足は子どもの頃はあまりありませんが、多くの大人の方はその傾向が強いと言えるでしょう。

 

運動不足はさまざまな体調不良をひきおこしますが、なぜ便秘と関係があるのでしょうか?

 

ここでは、便秘と運動不足との関係性についてご説明します。

便秘が運動不足で起きるのはナゼ?

運動不足が原因で起こる便秘は、弛緩性便秘(しかんせいべんぴ)という便秘の種類であることが多いです。

 

弛緩性便秘は、運動不足などによる腹筋の衰えや大腸の筋肉のゆるみがいきむ力を弱らせ、便秘を引き起こすのです。

 

高齢者や女性に多いのも、弛緩性便秘の特徴の一つです。

 

人が排便をしようとするとき、腹筋の働きで腹部に力を入れ、腸を圧迫しスムーズに便を直腸へ送ります。

 

この大腸の働きを「いきむ」といい、運動不足などで腹筋が衰えるといきむ力も当然弱まり便秘につながるというわけです。

 

また、腹筋が衰えると胃や腸は本来あるべき位置から下がり「内臓下垂」になり、便秘だけでなく冷えや食欲不振などのトラブルもまねきやすくなります。

 

便秘だけでなく、こういった体調不良も同時に実感している方も多いのではないでしょうか。

 

一般的に男性より女性の方が筋肉量も少なく、加齢による筋力の低下も重なって中高年の女性に弛緩性便秘は多いです。

 

また、お腹に力を入れることが危険視される妊娠中の女性・デスクワークの多いオフィスレディに、便秘や冷え性の悩みが多いのもこういった原因からなるものです。

運動不足で便秘にならないためには?

便秘を解消したいけど、平日はなにかと忙しく運動不足になりがち、または週末だけ運動するという方もいらっしゃいます。

 

しかし、便秘を解消するには通勤の際に1駅分歩いたり、普段自転車を使う距離を歩いてみるなど、毎日の積み重ねが重要です。

 

その他に、仕事中にデスクワークでも意識的に姿勢を正したり、ふと一息ついたときに足をそろえて床から足を浮かし数秒キープするなど、簡単にできることから運動不足の解消をはじめてみましょう。

 

ここで、注意したい点が、激しい運動を短時間しただけでは便秘解消にはつながらないという事です。

 

いえ、それどころか激しい運動の場合、便秘にとって逆効果になる場合もあるのです。

 

激しい運動によって「交感神経」が刺激されると、身体の興奮状態が続きます。

 

そのため、大腸の働きを促す「副交感神経」の働きが弱まることで、余計に便秘を引きおこす原因になります。

 

「よし!便秘を治すぞ!」と張り切って運動を始めたのに、それでさらに便秘になってしまっては元も子もありませんよね。

 

日々の積み重ねで運動不足・便秘を解消し健康な身体づくりを心がけましょう。

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